巨樹見学

松阪市内に県内で1位、全国16位の大きさの木があると聞いて行ってみました。
2005年の市町村合併で松阪市になった飯高町赤桶にある水屋神社。
そこにある「水屋の大クス」と呼ばれる巨樹を見てきました。
三重県指定天然記念物(昭和42年）
幹周：１６．６３ｍ　　　樹高：３８ｍ　　　樹齢：伝承１０００年

環境省で1988年と2000年に68,000本の巨樹巨大林調査が行われました。当時は幹周13．1ｍのクスノキとして登録されていましたが、2001年のフォローアップ調査の際の再計測で、幹周りが16.63ｍあることがわかり、県内TOP、全国で16位となりました。

田んぼ、山、茶畑、山の中にある国道166号線を走っていくと道沿いに水屋神社発見！
道の向かい側の駐車場に駐車して入っていきました。
どこに巨樹があるか分からず、境内を見回すも大きな木がいくつかありました。これのことかな？と見ていたら、奥にさらに大きな木が！！！これだ！

すっと伸びたそのクスノキは、確かに大きいけど比較対象できる物がないとわからないスタイルの良さ。
根っこのもこもこした感じが樹齢の長さを感じさせられ、いろんな角度から見てみたり、ぼーっと眺めていました。

見ていて飽きないこの感覚。
これが木の魅力でしょうか？
巨樹にはまる方の気持ちが少しはわかるようになったかな？

まだ、蝉の鳴き声は聞こえるものの秋の気配を感じる空気と、静けさの中、生命力、自然の力を体に感じ、なかなか良いところに来れたなあ、なんて満足しながら帰ってきました。

＜担当者より＞
松阪市街地から車で1時間かからないところに、こんな巨樹があるとは知りませんでした。飯高道の駅から少し行ったところにあります。 みえの樹木100選にも選ばれているらしいです。
私の稚拙な写真では伝えきれない大きさです。 機会があればぜひ実物をご覧下さい。